鼻の病気

いきいき耳鼻咽喉科クリニック 院長

患者さんへのメッセージ

鼻の病気で最も多いのは、アレルギー性鼻炎です。

日本人の7割がアレルギー性鼻炎に罹っていると言われています。

ただし、症状が軽くて生活に支障がなければ、経過観察だけで済みます。逆につらい症状がある方は、薬を使っていかに高いQOLを維持するかを考えなければなりません。

当院では、患者さん一人ひとりに合わせて薬の種類・頻度・期間などを調整するようにしていますので、アレルギー性鼻炎が疑われる方は、早めにご相談にいらしてください。

副鼻腔炎

画像診断

副鼻腔炎は、「蓄膿症」とも呼ばれる病気で、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に分けることができます。

急性副鼻腔炎の場合は、抗生物質やネブライザーなどによって治療を行いますが、慢性化した後は、マクロライドと呼ばれる薬を使った専門的な治療を実施し、それでも改善が見られない場合には膿を出す外科手術が必要になることもあります。

特に2歳以下で幼稚園・保育園に通っているお子さんは副鼻腔炎に罹りやすく、場合によっては風邪を引く度に副鼻腔炎になってしまうこともあります。なお、お子さんが鼻をかむ時は、鼻から耳に病原菌が感染ってしまわないよう、ゆっくり優しく鼻をかむようにしてあげてください。

鼻血

頻繁に鼻血が出てしまう方は、何かの病気の可能性が疑われますので、早めに診察にいらしてください。なお、鼻血を止める方法としては、血が出ている箇所を圧迫するのが一番です。

ティッシュペーパーなどを鼻に詰めて、上から指で圧迫するようにしましょう。もちろん、あまりにも大量の鼻血が出る場合には、すぐに当院へご相談ください。